はじめに
昨今、自然に近く、肌に優しいとのイメージから“植物由来”原料へのニーズが高まっています。
当社では様々な原料を取り扱っておりますが、その中から“目元ケア”におすすめの植物由来原料
「ホルス Kコンプレックス」をご紹介いたします。
Contents
「Kコンプレックス」開発ヒストリー
「Kコンプレックス」は、天然の「ビタミンK」を豊富に含有する植物から抽出したコンプレックス原料です。
「ビタミンK」は、欧米で主に目元ケアの成分として使用されており、その多くは人工合成されています。日本でも皮膚科などで紫斑病や、レーザー施術後のアフターケアとして使用されていますが、人工合成された「ビタミンK」は日本国内においては医薬品指定されている成分のため、化粧品への配合はできません。そこで当社は、医学的見地から50種類以上のハーブなどの植物を分析し、研究を根気よく続け、ようやく天然の「ビタミンK」を豊富に含有する植物を見つけ出し、「Kコンプレックス」の開発に成功しました。
「Kコンプレックス」は、天然の「ビタミンK」を高含有するアボカド油、アンズ核油、カニナバラ果実油、ヒマワリ種子油といった植物オイルを使用しているため、デリケートな日本人のお肌にも安心してご使用いただけます。
<全成分表>
No | 化粧品表示名称 | INCI | 中文名称 | 含有量(%) |
---|---|---|---|---|
1 | アンズ核油 | PRUNUS ARMENIACA (APRICOT) KERNEL OIL |
杏(PRUNUS ARMENIACA) 仁油 |
33.3 |
2 | アボカド油 | PERSEA GRATISSIMA (AVOCADO) OIL |
鳄梨(PERSEA GRATISSIMA) 油 |
33.3 |
3 | カニナバラ果実油 | ROSA CANINA FRUIT OIL | 狗牙蔷薇(ROSA CANINA ) 果油 |
33.3 |
4 | ヒマワリ種子油 | HELIANTHUS ANNUUS (SUNFLOWER) SEED OIL |
向日葵(HELIANTHUS ANNUUS) 籽油 |
0.0980~0.0998 |
5 | ナットウガム | NATTO GUM | 纳托胶 | 0.0002~0.0020 |
より詳しい原料情報につきましてはこちらをご覧ください。
ホルス KコンプレックスビタミンKとは?
「ビタミンK」は、「ビタミンA・E」と同じく脂溶性のビタミンです。緑黄色野菜や鶏卵、肉類、乳製品、納豆などに多く含まれています。 外用として用いた場合、血管壁を強くしてうっ血※ を解消する作用があります。 この作用により、目元のくすみ・くま・たるみの症状の改善が期待できます。
※うっ血とは、血流の障害により、静脈内に血液が停滞している状態のこと。
目元の肌トラブル
目の下の皮膚は、厚さ約0.5mmと体の中で最も薄く、食品用ラップと同程度の強度と言われています。そのため、皮下組織にうっ血やメラニン色素の沈着が生じると透けて見えてしまい、くまといわれる状態になります。それゆえ、くまには種類ごとの対策が必要になります。
-
- ①うっ血型(青くま)
- 原因:寝不足や冷えなどによる血行不良
- 対策:血栓を溶かし、血行を良くする「ビタミンK」が有効
-
- ②色素沈着型(茶くま)
- 原因:紫外線、皮膚への刺激などによるメラニン色素の沈着
- 対策:ターンオーバーを正常化する成分「ビタミンA」やメラニン色素を抑制する成分「ビタミンC」が有効
-
- ③混合型
- ①うっ血型と②色素沈着型の混合タイプ
①~③のくま対策におすすめの「ビタミンCAKE」処方
ビタミンKは単体でも非常に効果的ですが、他のビタミンと一緒に配合することで、総合的な効果が期待できます。
- ビタミンC
- メラニンの沈着を防ぐ
- ビタミンA
- 肌のターンオーバー促進、小ジワを改善
- ビタミンK
- 血行を促進
- ビタミンE
- 肌荒れや乾燥を防ぐ
有効性と安全性
有効性
日本美容皮膚科学会にて目の下の悩みの改善データを発表済み
「Kコンプレックス」を3%配合したアイクリームを1日2回、2ヶ月間、目元に塗布したところ、62名中57名(92%)にくまの改善(有効性)が示されました。
安全性
「Kコンプレックス」は、天然植物由来原料のため、人工合成の「ビタミンK」と比較して安心・安全です。
各種安全性試験も実施しておりますので、高配合でご検討いただけます。
試験名 | 結果 | 試験概要 |
---|---|---|
代替皮膚一次刺激性試験 | 異常なし | 細胞に検体を添加して異常が生じないかを確認 |
代替皮膚感作性試験 | 異常なし | 細胞に検体を添加し、免疫系の遺伝子の異常が生じないかを確認 |
ヒトパッチテスト | 異常なし | ヒトの皮膚に検体を塗布して、異常が生じるか判定 |
おわりに
目元ケア用製品はもちろん、油性剤型やメーキャップ(リップ等)にもおすすめです。
〈主な採用品目〉
- スキンケア
- アイクリーム、ローション、クリーム、ボディクリーム、リップ美容液、オイル美容液、フェイスマスク
- メーキャップ
- アイシャドウ、コンシーラー、口紅
本ページにて、「ホルス Kコンプレックス」についてご紹介させていただきました。
より詳しい情報をご希望の場合は、下記までお気軽にお問い合わせください。
- 担当
- マーケティング部