はじめに
発酵食品といえば、納豆や味噌、醤油など古くから日本の食卓に根付いています。
発酵により有用成分が増加することが知られており、近年では健康食品としてだけでなく美容訴求素材としても定着してきています。
弊社では主力製品のプラセンタエキスを発酵・熟成させた「発酵熟成プラセンタ」の開発で培った技術を活かし、
新たな発酵原料として「発酵熟成コラーゲン」を開発いたしました。
本ページでは、「発酵熟成コラーゲン」について詳しくご紹介いたします。
是非ご一読、ご活用いただけますと幸いです。
「発酵熟成コラーゲン」開発ヒストリー
【コラーゲンとは?】
コラーゲンとは、タンパク質の一種でありもともと体内に存在する成分です。体内における全コラーゲンの約40%は皮膚に、約10~20%は骨や軟骨に存在し、他にも血管や内臓など全身に広く分布しています。コラーゲンは、細胞と細胞の間にある細胞外マトリックスに存在し、細胞同士を結び付ける役割を担っています。コラーゲンの不足は肌老化だけでなく、骨や血管にも悪影響を及ぼします。
コラーゲンを経口摂取する場合、体内の消化酵素により分解され、アミノ酸ペプチドとなって腸管から吸収されます。
●加水分解/非加水分解
コラーゲンは加水分解型と非加水分解型に分類され、その形によってさらに下記の3種類に分類されます。
加水分解コラーゲンは加水分解によって分子量が小さくなったコラーゲンのことで、非加水分解型に比べ肌や髪への浸透率、身体への吸収率が高い特長があります。
ホルスの発酵熟成コラーゲンは酵母とパイナップル果汁で低分子化しているため、加水分解型と同じ作用が期待できます。


【発酵技術を応用】
発酵製品は古くから体に良いことが知られており、
納豆・味噌、醤油など身近にある食品にも「発酵」が用いられています。
そこで弊社は、コラーゲンペプチドに酵母とパイナップル果汁を加えて発酵・熟成した製品を開発しました。
発酵・熟成により未発酵のコラーゲンに比べ、吸収性や有用性のアップに成功しました。

【酵母とパイナップル果汁】
発酵では、微生物の働きにより物質が有益な成分へ変化します。
一般的な発酵には麹菌や乳酸菌が用いられます。
しかし、麹菌の発酵では、タンパク質を多く分解するためコラーゲン本来の働きが失われる可能性があります。
また、乳酸菌の発酵では、産生物の多くが乳酸に変化します。
酵母で発酵させることで、酵母の持つ400種近い有用成分の効果が期待できます。
また、パイナップル果汁を用いて熟成させたことでコラーゲンを低分子化して吸収性をあげ、ペプチドとしての機能も期待できます。
そのため、未発酵のコラーゲンに比べて弊社の「発酵熟成コラーゲン」は有用性・吸収性がアップしています。
発酵熟成コラーゲン(健康食品原料)
●分子量分布の比較
発酵熟成によって高分子層の比率が減少し、低分子層の比率が増加しました。
発酵前に比べて体内への吸収性が上がり、各種効果の向上が期待できます。

【製品一覧】
●豚皮由来
ホルス 発酵熟成コラーゲン
横にスライドします→No. | 成分名(表示名称) | 含有量(%) |
---|---|---|
1 | 発酵熟成コラーゲン(コラーゲンペプチド(豚由来)、パイナップル果汁、酵母) または コラーゲンペプチド(豚由来ゼラチン、パイナップル果汁) |
100 |
ホルス 発酵熟成コラーゲン末
No. | 成分名(表示名称) | 含有量(%) |
---|---|---|
1 | 発酵熟成コラーゲン末(コラーゲンペプチド(豚由来)、パイナップル果汁、酵母)
または コラーゲンペプチド(豚由来ゼラチン、パイナップル果汁) |
100 |
●魚鱗由来
ホルス 発酵熟成コラーゲンFS
横にスライドします→No. | 成分名(表示名称) | 含有量(%) |
---|---|---|
1 | 発酵熟成コラーゲン(コラーゲンペプチド、パイナップル果汁、酵母)
または コラーゲンペプチド(ゼラチン、パイナップル果汁) |
100 |
ホルス 発酵熟成コラーゲン末FS
No. | 成分名(表示名称) | 含有量(%) |
---|---|---|
1 | 発酵熟成コラーゲン末(コラーゲンペプチド、パイナップル果汁、酵母)
または コラーゲンペプチド(ゼラチン、パイナップル果汁) |
100 |
より詳しい原料情報につきましては、
こちらをご覧ください。
(健康食品)
発酵熟成コラーゲン(化粧品原料)【世界初】
【水表記が不要】
「ホルス 発酵熟成コラーゲン液」、「ホルス 発酵熟成コラーゲン液FS」は化粧品への高配合が可能であり、全成分へ水の表記が不要なので水の置き換えとして使用できます。
全成分 |
---|
サッカロミセス/(パイナップル果汁/コラーゲン)発酵液 |
イソペンチルジオール |
世界初原料となり、弊社にて新規でINCI、化粧品表示名称を取得いたしました。
【美容液用原料】
「ホルス 発酵熟成コラーゲン液(S)」、「ホルス 発酵熟成コラーゲン液FS(S)」は水の表記を不要にしたことに加えて、美容成分を99.99%以上含有することに成功した“美容液用原料”です。
抗シワ製品評価ガイドラインに基づいた効能評価試験を実施し、抗シワ効果が確認されています。
そのため、抗シワ効果※を謳うことが可能です。
※ 乾燥による小ジワを目立たなくする
【製品一覧】
●豚皮由来
ホルス 発酵熟成コラーゲン液
横にスライドします→No | 化粧品表示名称 | INCI名称 | 含有量(%) |
---|---|---|---|
1 | サッカロミセス/(パイナップル果汁/コラーゲン)発酵液 | Saccharomyces/Pineapple FruitJuice/Collagen Ferment Filtrate | 80.00 |
2 | イソペンチルジオール | Isopentyldiol | 20.00 |
ホルス 発酵熟成コラーゲン液(S)
横にスライドします→No | 化粧品表示名称 | INCI名称 | 含有量(%) |
---|---|---|---|
1 | サッカロミセス/(パイナップル果汁/コラーゲン)発酵液 | Saccharomyces/Pineapple FruitJuice/Collagen Ferment Filtrate | 99.997396 |
2 | アルギニン | Arginine | 0.002000 |
3 | フィチン酸 | Phytic Acid | 0.000500 |
4 | 酸化銀 | Silver Oxide | 0.000104 |
●魚鱗由来
ホルス 発酵熟成コラーゲン液FS
横にスライドします→No | 化粧品表示名称 | INCI名称 | 含有量(%) |
---|---|---|---|
1 | サッカロミセス/(パイナップル果汁/コラーゲン)発酵液 | Saccharomyces/Pineapple FruitJuice/Collagen Ferment Filtrate | 80.00 |
2 | イソペンチルジオール | Isopentyldiol | 20.00 |
ホルス 発酵熟成コラーゲン液FS(S)
横にスライドします→No | 化粧品表示名称 | INCI名称 | 含有量(%) |
---|---|---|---|
1 | サッカロミセス/(パイナップル果汁/コラーゲン)発酵液 | Saccharomyces/Pineapple Fruit Juice/Collagen Ferment Filtrate | 99.997396 |
2 | アルギニン | Arginine | 0.002000 |
3 | フィチン酸 | Phytic Acid | 0.000500 |
4 | 酸化銀 | Silver Oxide | 0.000104 |
より詳しい原料情報につきましては、
こちらをご覧ください。
各種有用性
【健康食品原料】
●アミノ酸
未発酵のコラーゲン末(豚由来) | 発酵熟成コラーゲン末(豚由来) | |
---|---|---|
遊離グリシン | 70 mg/100g | 120 mg/100g |
遊離プロリン | 未検出 | 40 mg/100g |
遊離グルタミン酸 | 未検出 | 30 mg/100g |
遊離セリン | 10 mg/100g | 20 mg/100g |
遊離アスパラギン酸 | 未検出 | 40 mg/100g |
(当社比)
(分析機関:(一財)日本食品分析センター)
<グリシンの増加>
お肌の水分保持
肌質改善
寝つきをよくする
<プロリンの増加>
コラーゲン生成促進
お肌のハリ・弾力アップ
脂肪燃焼効果
●ミネラル・ビタミン
未発酵のコラーゲン末(豚由来) | 発酵熟成コラーゲン末(豚由来) | |
---|---|---|
ナトリウム | 98.1 mg/100g | 80.3 mg/100g |
リン | 1.7 mg/100g | 5.8 mg/100g |
鉄 | 未検出 | 0.17 mg/100g |
カルシウム | 7.7 mg/100g | 14.9 mg/100g |
カリウム | 未検出 | 132 mg/100g |
マグネシウム | 0.5 mg/100g | 10.4 mg/100g |
マンガン | 未検出 | 1.9 mg/100g |
リボフラビン (ビタミンB₂) | 0.01 mg/100g | 0.11 mg/100g |
ビタミンB₆ | 0.004 mg/100g | 0.05 mg/100g |
(当社比)
(分析機関:(一財)日本食品分析センター)
<カリウムの増加>
むくみ解消
便秘改善
<マグネシウム増加>
代謝アップ
<プロリンの増加>
肌荒れ防止
疲労回復
●ドリンクモニター試験結果
発酵熟成コラーゲン配合のドリンクを用いてモニター試験を行い、肌年齢の数値が有意に減少することを確認しています。
≪検体処方(1日当たり)≫
成分名 | 配合量(mg) |
---|---|
発酵熟成コラーゲン | 15,000 |
ブドウ糖果糖液糖 | 4,000 |
甘味料 | 25 |
クエン酸 | 500 |
クエン酸Na | 20 |
香料 | 80 |
水 | 残量 |
計 | 50,000 |
<試験概要>
摂 取 量:50mL ドリンク 1本/日
(発酵熟成コラーゲン 15,000mg配合)
期 間:4週間
測定項目:肌年齢、水分蒸散量、シミ、赤み など


【化粧品原料】
●皮膚透過率
未発酵のコラーゲンと比較し、発酵熟成コラーゲンは
発酵・熟成により皮膚透過率が約8倍にアップすることを確認しました。

●きめ改善
「ホルス 発酵熟成コラーゲン液(S)」を2滴(約0.1g)手に取り、ほほに優しくなじませたところ塗布30分後にきめの改善を確認しました。


●しわ改善
「ホルス 発酵熟成コラーゲン液(S)」を6週間連続塗布したところ、お肌のハリ・きめが改善されました。
ハリが出ることにより目元のシワが減少し、きめが整うことによりお肌のツヤがアップします。
(1)シワスコア変化量


(2)写真判定


(3)使用感モニターアンケート
80%以上の方に効果を実感していただいています。

安全性データ
下記の安全性試験を実施済みです。
<健康食品原料>
試験名 | 結果 | 試験概要 |
---|---|---|
復帰突然変異試験 | 異常なし | 細菌に検体を添加し、細菌の遺伝子が突然変異を起こさないかを確認 |
単回経口投与毒性試験 | 異常なし | ラットに検体を単回経口投与して異常が生じないかを確認 |
<化粧品原料>
試験名 | 結果 | 試験概要 |
---|---|---|
代替皮膚一次刺激性試験 | 異常なし | 細胞に検体を添加して異常が生じないかを確認 |
代替皮膚感作性試験 | 異常なし | 細胞に検体を添加し、免疫系の遺伝子の異常が生じないかを確認 |
パッチテスト | 異常なし | ヒトの皮膚に検体を塗布して異常が生じないかを確認 |
おわりに
本ページにて、「発酵熟成コラーゲン」についてご紹介させていただきました。
より詳しい情報をご希望の場合は、下記までお気軽にお問い合わせください。
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- マーケティング部